末の妹の同級生が今年壮寿を迎えるらしい。
生地の男性は、壮寿のときにたいまつまつりで火渡りをするのが慣例で、私の同級生も数年前行った。末の妹の代わりに母と久しぶりにたいまつまつりを観に行ったので、写真をかいつまんで。
生地には、神明町、上町、四十物町、大町、宮川町、阿弥陀堂、芦崎という7つの地区に分かれる。
トラックを船に見立てて祭りの山車として町を練り歩くのですが、数年に一度2町が大きな山車を制作する番が回ってくる。今年は、私が所属する「大町」が大きな山車をつくる番だったので、いつもより大きな山車がお店の前にやってきました。二階建て。
暗くなったら…
こんな感じです。 2町に大きな山車を作る番がまわってくるといいますが、それは恵比寿・大黒神を乗せるという役目があるためです。今年大町は、「大黒神」をお預かりする番でして、
町内のいずれかのお家に逗留していただきます。今年は、川端さん宅に。
どーんって感じ。火渡り神事を前に恵比寿・大黒神に山車に乗っていただいて、町を練り歩きます。
ということで、大黒さま、しゅぱーつ。
さて、相方の恵比寿さまは、宮川町の山車に乗っています。
宮川町は、大きい町なので、お餅やお菓子をばんばん撒きます。ということで山車の周りには子どもがいっぱい。そして、恵比寿さまはリフトの上に乗っているので、たまにぷしゅ〜っと神様が持ちあがります。
ちなみにたいまつまつりは昔からこども夜更かしOKのお祭りです。ただ昔は、本当に深夜〜早朝近くまで子どもが参加できたのですが、近年はもう少し早くなって1時頃には終了します。私が子どものころは、山車と歩いているとほかほかの「さつまあげ」がどこからかやってきたり、お豆腐屋さんの仕込みに遭遇したり、そういう時間に歩いていました。
練り歩きの最後は、新治神社です。大きな山車の前にはこぶりのトラック〜軽トラの山車(舟)が進みますそのあと大きな山車、お神輿、壮寿の人たちが順に歩きます。神社に着く頃には、
たいまつを焚いて火渡り神事の準備。
ある程度、燃やしたあとは、真ん中部分の火やたいまつを除けて歩けるようにします。
そこをお神輿を担いだ壮寿の男たちが火の中を駆けます。お神輿の前には露払いの猿田彦(メンダラ)が走りますがこちらも確か壮寿の人。オタッチョーといって走るのですが、多分神様がお発ちの意味だと思います。あっと言う間に走り去っていくので、そちらの写真はありませんが、立派に走って行きました。
壮寿の男性方の他にも、同級生の女性方も練り歩いていました。妹が生きていたらあのくらいになっているのだろうなとぼんやり見ていました。どこかでアイツも観ているのかもしれません。
これが終わると、季節は秋から冬へ。